チャットレディは早めに確定申告を準備しよう！必要書類と流れ・会計ソフトを紹介
- 2022年01月11日
- チャットレディ
年末になると、だんだん確定申告の準備をはじめるチャットレディが増えます。副業としてチャットレディをしている場合でも、確定申告が必要な可能性があることを知っていますか？この記事では確定申告の条件と、早めに準備したいこと、確定申告の流れをご紹介します♪チャットレディとして働くために、ぜひ覚えておきましょう！
確定申告が必要なチャットレディって？
まずは確定申告が必要になる条件を2つご紹介します。
20万円以上の所得がある
副業チャットレディの場合、基本的に確定申告が必要になるのは年間で20万円以上の所得がある方です。正式には「1か所から給与の支払いを受けている人で、給与、退職所得以外の所得の金額が20万円を超えている人」が、確定申告の対象者です。
つまり、お昼のお仕事でもらっている給料とは別で、チャットレディとしての収入が年間20万円以上あれば、国民として確定申告する義務があるんです！月あたり2万円の収入があれば、売上の申告が必要になると考えると、チャットレディの多くが確定申告をする必要があることがわかりますよね。
本業で税金が引かれているから、チャットレディの報酬は特に申告しなくていいや…。なんて考えていると、税務調査が入った際に、追徴課税を言い渡される結果になってしまいます。税金滞納をきっかけに、本業にチャットレディがバレてしまう可能性もあるため、必ず申告の準備を進めておきましょう。
個人事業主は基本的に確定申告が必要
チャットレディが本業の個人事業主の場合、基本的に利益があれば確定申告する義務があります。個人事業主とは開業届を提出している自営業者で、チャットレディの多くは業務を委託している個人という働き方です。事務所に所属していても事務所の社員ではないため、基本的に自分で確定申告をする必要があるんです！
ちなみに確定申告には白色と青色の2種類があり、白色申告は税務署への開業届なしでも申告できます。その代わり青色申告の65万円分の特別控除がありません。チャットレディ専業で働いている女の子の多くは、青色申告をすると控除額が増えるため、税金がお得になりますよ。
チャットレディの確定申告の準備
チャットレディの確定申告は、しめきりギリギリにスタートすると間に合わない可能性があります。書類をスムーズに作成できるように、普段から準備しておきましょう。チャットレディの確定申告の準備として、早めにやっておきたい3つのポイントをご紹介します。
開業届を出しておく
一定以上の収入があるチャットレディは、開業届を出しておきましょう。特に専業としてチャットレディをするなら、開業届は必須と言えます。特別控除の金額が最大65万円分あるため、支払う税金の金額がかなりカットされます。
収入がアップするほど、開業届を出して青色申告すると手元に残るお金が増えるため、ぜひチャットレディのお仕事をするなら早めに届け出をしておきましょう。開業届の申込書はインターネットから印刷できるため、記入して税務署に持っていけばすぐに手続きが終わりますよ。
経費になるものを把握する
確定申告はお仕事に関係する購入品を経費として計上します。チャットレディの場合、経費になるのは身に着けるものや、パソコンなどの配信環境に必要な道具です。
- 化粧品代
- ネイル代
- 衣装代
- 美容院代の一部
- エステ代
- 家賃の一部
- 電気代や通信費の一部
- パソコン
- スマートフォン
- ウェブカメラやマイクなどの周辺機器
ざっと計上できる項目は上記の通りです。ほかにも、チャットレディのお仕事に関係するものは経費になります。もしわからない品目があれば、事務所に相談するか税務署に問い合わせてみましょう。
月ごとのレシートや領収書を保管しておく
経費として計上するには、1年分のレシートや領収書を保管する必要があります。確定申告では経費の扱いにしたレシート類を最大7年保管する義務があります。そのため、レシートは捨てずに、月ごとにまとめておきましょう。すると確定申告をする際に、帳簿付けが楽になりますよ♪
また、クレジットカード払いにしているのなら、カード払いの明細やウェブの履歴をコピーしておくと安心です。
チャットレディの確定申告の流れ
ここまで確定申告の準備をご紹介してきました！大切なのは、しっかりと領収書やレシートをとっておくこと。どれだけ高額な出費でも、支払った証拠がなければ経費になりません。また、開業届を出しておくことも、節税に有効な手段です。ここではチャットレディの確定申告の流れを見ていきましょう。
経費のレシートをまとめる
まずは1年分のレシートと領収書を確認して、帳簿付けの準備をしましょう。帳簿とはお仕事にまつわる収入や、支出を記録するためのもの。簿記の知識が必要になりますが、近年では会計ソフトを使えば自動で帳簿がつけられるため、そこまで本格的な知識がなくても問題ありません。領収書やレシートの中から、経費として計上できるものだけを厳選しましょう。
支払調書と払込証明書を発行してもらう
副業としてチャットレディをしているなら、支払調書があると便利です。支払調書とは、仕事を依頼した企業が、個人事業主にどれくらいの報酬を支払ったか金額が記載された書類です。こちらがあると、確定申告の際に所得金額を計算しやすくなります。ただし支払調書の作成は義務ではないため、サイトや事務所によってはお願いしても発行していないところがあります。もし発行されなくても、年間のチャットレディとしての売上を把握できていれば問題ありません。たいていのチャットレディサイトは1年分の売上金額を遡って閲覧できるため、帳簿付けの際に確認しましょう。
また、控除の対象になる医療費や、保険料などの払込証明書も必要です。これらは年末になると郵送されてくるものが多いため、忘れずに保管して確定申告の書類に貼りましょう。
帳簿を用意する
次に帳簿をつけていきます。可能であれば1か月ごとなど、こまめにつけておくと確定申告の作業時間が減ります。帳簿の付け方は、売上と経費として支出したものを雑費などの科目で仕訳していきます。具体的な仕訳は、自動会計ソフトを使えば金額と日付を入力しただけで、帳簿をつけていけます。チャットレディは基本的に月1～2回の報酬の受け取りと、お仕事に使った化粧品や衣装代などを入力するだけでOK。一度仕訳を覚えれば、あとは金額と日付を入力するだけなので、そこまで時間をかけずに申告できます。
確定申告の書類に記入する
帳簿の情報をもとに、申告書を作成します。申告の場合は、確定申告書Bと青色か白色申告決算書、そして控除関係の書類を提出しましょう。確定申告の時期は2月16日～3月15日が目安ですが、スケジュールを確認しておくと安心です。申告日を過ぎないように年末から帳簿付けなどの作業をスタートしましょう。
税務署に提出する
税務署に提出する方法は主に次の3つです。
- 直接税務署に持っていく
- 郵送する
- e-Taxでオンライン申告する
税務署や地区指定の役所などの施設で、直接申告する方法が定番です。近年では混雑防止のために、郵送やオンライン申告が推奨されています。郵送やオンラインなら対面しなくて良いため、知り合いに申告する姿を見られたくない環境の方は、ぜひ活用しましょう。ちなみに、申告書の控えが必要な場合は、郵送なら返送用封筒と切手を貼ったものを同梱すると、控えの印が捺されたコピーを返送してもらえます。
春の税金の支払いに注意！
チャットレディの確定申告が済んだら、次に住民税や所得税を支払います。支払時期は主に4月で、引き落としの金融機関の指定やクレジットカード納付、コンビニでの払込などさまざまな支払方法を選べます。
確定申告後の納税まで完了して、前年分の申告が完了します。チャットレディとしてお仕事をしているからこそ、長く安全に続けるためにきちんとした方法で納税を続けていきましょう。
まとめ
チャットレディは美容代なども経費になるため、普段の化粧品やエステ、美容院代も計上できるところが魅力です。お仕事をしながら、女性としてきれいになっていけるのも、チャットレディならではの良さ！慣れないうちは確定申告に時間がかかりますが、一度経験すると流れや帳簿の付け方もわかるので、次からはそこまで手間なく作業できますよ。普段からレシートや領収書の管理を忘れず、年に一度の確定申告に備えましょう♪